イタリア絶景の天空の城チヴィタ・ディ・バーニョレージョ
「 天空の城 」と呼ばれるチヴィタ・ディ・バーニョレージョ(Civita di Bagnoregio)は、イタリアのラツィオ州ヴィテルボ県バニョレージョにある 。日本ではジブリの名作・天空の城ラピュタに似ているとして宮崎駿監督がこのチヴィタから作品のインスパイアを受けたとか・・・
2500年以上前にエトルリア人によって凝灰岩の丘の上につくられた 分離集落(フラツィオーネ)である。
死にゆく町の異名を持つ廃墟となりつつある村
下の渓谷を流れている河川と雨と風の作用によって引き起こされる連続的な浸食によって台地辺縁部の崩落によってその上の建物が崩れる危機に常にさらされており、「死にゆく町」(il paese che muore)とも言われる。
「 天空の城 」チヴィタ・ディ・バーニョレージョ|Civita di Bagnoregioを取り囲む泥の峡谷の不思議な景観、凝灰岩の金色の色合いのコントラスト、 チヴィタはとってもユニークな場所で、晴れの日はとても生き生きとした景観を見るものに与え、また曇りや雨の日は暗く「死にゆく町」の一面をのぞかせる。
「 天空の城 」チヴィタ・ディ・バーニョレージョへは長さ300メートルの細い橋で魅惑の世界に繋がっています。
チヴィタ・ディ・バーニョレージョの見所
チヴィタ・ディ・バーニョレージョの村の中に入ると中世の家々の蔦で優しく飾られています。最初の重要な記念碑は橋を渡り切った場所にあるポルタ・サンタ・マリア(サンタ・マリア門)で、二人の頭を握ったライオンが上に立っていて、敗北した独裁者の象徴です。
コレサンティ広場に16世紀に改装されたロマネスク様式のサン・ドナート教会があります。ドナテッロの学校で15世紀の素晴らしい木製の十字架とペルジーノの学校のフレスコ画があります。
エトルリア人が築いた町で、エトルリア遺跡を見学することもできます。
ギリシアの十字架計画とドームを持つサン・ボナヴェンツゥーラのテンピエート、サンニコラ大聖堂などがあります。1606年に改装され、12世紀の聖書や、聖者の銀製の椀などがあります。もう一つの重要な建物は、 ゴシック様式のアンヌンツィアータ教会で、細長い鐘楼と絵画の豊富なコレクションが見学できます。1524年に建てられた美しい中庭と井戸があります。
アクセス
①ローマテルミニ駅からオルビエート駅まで電車移動
ローマのテルミニ駅からチヴィタ・ディ・バーニョレージョの最寄駅があるオルビエート駅まで電車で1時間から1時間半程度。
イタリアでは改札は無いが車内で車掌さんがチケットのチェックに来ます。乗車前に駅の黄色の刻印機で時刻の刻印を!
さもなければ罰金を取られますのでご注意を。
①オルビエート駅からバニョレージョの街まで路線バス
オルビエート駅は田舎の駅なので出口は片側1箇所のみです。バス停はほぼ正面にあるのですぐに分かります。
駅のタバッキ(売店)往復のチケットを購入しておくこと。
バスの時刻表も確認できますのでお帰り時間も確認して出発です。
約1時間の道のりです。