アイスランドの見どころ
アイスランドとは北大西洋、地球の上のほうにある火山大国で地球最後の秘境と言われる手つかずの自然が多く残る火と氷の島。 世界最大の青濁温泉(ブルーラグーン)に入りながらのオーロラ鑑賞やヴァトナヨークトル国立公園の氷河の地下の青い氷の洞窟、地球の割れ目「ギャウ」、圧倒的な湯量を誇るゲイシール間欠泉。 空をバックに水流を眺めるられるセリャラントスフォス、「神々の滝」を意味するゴーザフォスの滝、「黄金の滝」とも呼ばれるグトルフォス、アイスランド語で「落ちる滝」デディフォス、黒い玄武岩石柱が立ち並ぶ「黒い滝」スヴァルティフォスの5大瀑布。 8月下旬から4月まで温泉に浸かりながらのオーロラやフィムヴォルズハウルス火山とオーロラなど楽しめる。 近年日本では映画「LIFE」で注目を集めるアイスランドが熱い!
レイキャビック
レイキャヴィークには、約12万の人々が生活しています。「首都―キャピタル」と呼ぶには あらゆる面で可愛らしい規模ですが、この小さな街には、世界のどの都市部にも匹敵する、活気に満ちたエネルギーがあります。
レイキャヴィークは、華やかなナイトライフと、エネルギッシュなクラブシーンで知られています。中心街にはたくさんのバーやカフェ、パブやクラブがあり、その多くが明け方の5時ごろまで営業しています。盛り上がりがピークに達するのは、たいてい真夜中。地元の人たちは友人に会いに、街のあちこちを
回って夜を明かします。街中でライブが行わ れている、レイキャヴィクの熱狂的な音楽シ ーンも魅力です。地元の人々は、体力の限界と睡魔と闘いながら、夏の白夜を楽しんでいます。
バックパックのようなチープな旅行でも、リラクゼーションを求めるラグジュアルな旅行でも、その目的とニーズに合った場所が必ず見つかります。清潔なゲストハウスも、豪華なホテルも、レイキャヴィクの街の中心にあり ます。
旅の醍醐味、ダイニングシーンもまた多彩であり、アイスランドの食文化を満喫していただけます。有名シェフが腕をふるって旬の食材を調理する高級レストランから、価格は控えめでも味は申し分のない小さなカフェやビストロまで、アイスランドならではの食材をふんだんに使ったレストランがバリエーション豊かに揃っています。
アートや歴史をたどりたいなら、バイキン グ時代から1944年の独立までの歴史を展示する優れたアイスランド国立博物館をはじめ、大小さまざまな博物館や美術館が各所 にあり、旅人の好奇心を満たしてくれます。
レイキャネス半島
地球の息吹を感じる溶岩地帯、レイキャネス(REYKJANES)半島
アイスランド随一の温泉地、レイキャネス(Reykjanes)半島。「町の数よりも灯台の数の方が多い地域」として有名です。ケフラヴィーク(Keflavik)国際空港のすぐ近くにある、アイスランドで最も有名な観光スポットとして知られている、世界最大の露天風呂Blue Lagoon(水着着用)は、自然が作り出す水色の温泉をお楽しみください。
レイキャネス半島には高温の温泉地帯が多く存在し、温泉の高温を利用し発電する地熱発電所が3カ所あります。ヘットリスヘイジ(Hellisheidi)地熱発電所ではアイスランドの地熱発電の歴史、取り組みを学ぶ事ができます。
レイキャネス地溝帯がレイキャネス半島の中央部をほぼ東西に分断し、溶岩地帯が果てしなく続きます。火山が作りだしたクレーター、洞窟、溶岩帯、地熱地帯が広がります。一面に広がる溶岩帯は無機質に見えますが、レイキャネス半島には数多くの生物が棲息しており、サマーシーズンには愛らしいパフィン(ニシツノメドリ)やアザラシを観察する事ができます。「火山と氷の国」と称されることのアイスランドですが、レイキャネス半島は火山活動の力強さを体験することができる地熱地帯特有の高温水蒸気や硫黄に覆われた鉱床地帯をお楽しみください。
ウエストフィヨルド
静寂を楽しむ、ウエストフィヨルド
アイスランドの神秘的な世界が広がる、ウエストアイスランドにあるフィヨルド地帯。厳しく雄大な自然が故に人々が定住をしなかったため、今もなお手つかずの自然が残り壮大な景色が広がります。「アイスランドで一度は訪れたいスポット」と称されることが多いウエストフィヨルド。長い時間を経て誕生した自然を楽しむことができます。
ウエストフィヨルドの北西部に位置しているホットンストランディル(Hornstandir)自然保護区は、道路がなく車での移動が難しく、徒歩での移動を余儀なくされるガ故に今もなお手付かずの豊かな自然が広がるエリアです。北極キツネや多数の野鳥、海鳥が棲息している自然の楽園です。断崖絶壁の崖が印象的な「動物の棲家がある崖」として知られているラゥトラビャルグ(Latrabjarg)はウエストフィヨルドの西部に位置しています。ラゥトラビャルグには様々な野鳥や海鳥が棲息し、その数は数百万種といわれています。地理的には、ヨーロッパ最西端に位置しています。高さ100メートルの位置から山肌を美しく滑り落ちるDynjandi滝、通称「山の滝」もおすすめしたいスポットの1つです。
サマーシーズンのハイキングスポットとして人気の高いウエストフィヨルド。市街地には快適に過ごせるようホテルやレストランが整備され、ピークシーズンには市街地を拠点に多くのツアーが催行されます。サガ物語や神話の舞台として登場することの多いウエストフィヨルドで、アイスランドらしい海のモンスターや魔女など物語の世界を楽しむこともできます。
手付かずの自然が残る自然のウエストフィヨルド。数えきれないほどの野鳥、海鳥、北極キツネなど様々な生物が棲息している自然の楽園をお楽しみください。
ノースアイスランド
風景のコントラストを楽しむノースアイスランド。ノースアイスランド半島には美しい山々、溶岩原、河によって滑らかに浸食された丘陵地帯が広がります。ノコギリの歯のように複雑に入り組んだ入り江は自然の力強さを感じる風景を満喫することができます。北極圏に近く緯度が高い北部で過ごすサマーシーズンは、美しい白夜無しでは語る事ができません。
ノースアイスランド最大の都市アークレイリ(Akureyri)はアイスランド最長のフィヨルド地帯に位置し、サマーシーズンに過ごしやすい気候が多くの人々を魅了します。19世紀頃の木造建築が町には立ち並び、歴史と文化が地元住民の生活に溶け込んでいます。「真夜中の太陽がある地域」と称される事もあるノースアイスランドでは、白夜を利用した夜間にゴルフを楽しむArtic Openが開催されます。
漁業の町が多いノースアイスランド。フーサヴィーク(Húsavík)にあるクジラ博物館やクワムスタンギ(Hvammstangi)にあるアザラシセンターでは、クジラやアザラシなどアイスランドに棲息している海洋生物の生態系を学ぶことができます。その他にも馬蹄の形をしたアウスヴィルギ(Ásbyrgi)渓谷が印象的なヴァトナヨークトル(Vatnajökull)国立公園、欧州最大の水量を誇るでティフォス(Dettifoss)滝など有名なスポットがあります。日本でも馴染みのあるマリモが自生するミーヴァトン(Mývatn)湖と周辺の湿原には数々の水鳥が羽を休めに訪れます。
サウスアイスランド
アイスランドを旅行する上で忘れてはいけない場所、サウスコースト。美しく続く海岸線に広がる町々では、新鮮なシーフードを楽しむことができます。
歴史を感じる氷河、力強さを感じる滝、広大な自然、すべてが揃っているサウスコースト。「ゴールデンサークル(アイスランドで必ず訪れたい観光名所)」である、 「地球の割れ目」と称されるギャウを間近で楽しむ事ができ、風光明媚な景勝地として有名なシングヴェトリィル(Þingvellir)国立公園、水煙をあげながら豪快に溶岩層を流れ大迫力な滝の力強さが印象的な「黄金の滝」を意味するグトルフォス(Gullfoss)滝、水が地熱によって沸騰し数分毎に20−30m吹き上げるゲイシール(Geysir)間欠泉地帯は地球の息吹を体験することができます。その他にもヴァイキングが宝物を滝の裏側に隠したと言われているスコーガフォス(Skógafoss)滝、Jökulsárlón Glacial Lagoon、Vatnajökull Glacierなど多様なアイスランドの自然を楽しむ事ができます。
サウスアイスランドは自然のみならず、アイスランドの歴史や文化遺産も見所の1つです。サガ物語の舞台として様々なシーンに登場するサウスアイスランド。歴史や伝統、文化遺産を紹介している博物館も多数あります。世界で初めて議会が開かれたシングヴェトリィル史跡では雄大な自然と当時の様子をお楽しみください。またアイスランドの農業器具の多くはサウスアイスランドが発祥の地とされています。現在では有名なレストランが多くあるエリアとして国内外問わず注目を集めています。
ウエストアイスランド
ウエストアイスランド(West Iceland)はアイスランド国内で最も多様性に富んだ地形を楽しむことができるエリアとして知られています。休火山の麓に広がる火山岩や大小様々な大きさの滝。火山大国であるアイスランドの自然が長い年月をかけて創り出した自然の世界をお楽しみください。
ウエストアイスランドを語る上で欠かせない三要素、「自然、文化、歴史」。フィヨルド、クレーター、氷河、滝など雄大な自然が見渡す限り広がります。アイスランド国内最大の港の1つがある町アクラネス(Akranes)、「クジラの湾」を意味するクヴァールフィヨルズル(Hvalfjörður)フィヨルド、頂上のパノラマビューが印象的なアクラフャットル(Akrafjall)山、アイスランドで一番高度が高いグリームル(Glymur)滝など様々な自然を満喫することができ、多くのハイカーを魅了します。首都レイキャビーク(Reykyavik)からは車で約1時間あれば行くことができるエリアなため、とても人気なエリアです。ハイキングのみならずアイスランドで有名なサガ(歴史物語)作家であるSnorri Sturlusonの出身地、レイクホルト(Reykholt)ではSnorriが作った温泉施設を楽しむ事ができます。バイキングの詩人、Egill Skalla-Grimssonの歴史もReykholtで学ぶことができます。
代々語り継がれて来たサガ物語の舞台として登場することが多いウエストアイスランド。ウエストアイスランドを観光する際は、サガ物語の舞台となったスポットを是非訪れてみてください。スナイフェルスヨークル(Snaefellsjyokuru)国立公園内にあるスナイフェルスヨークル(Snaefellsjokuru)氷河は、
その雄大な美しさで何世紀にもわたり多くのアーティストや詩人を魅了してきました。天気が良ければレイキャヴィークからも雄大なスナイフェルスヨークル氷河を見る事ができます。また、スナイフェルスヨークル氷河の力強さ、神秘性が『地底探検』の作家Jules Verneを魅了し、地底の入り口の舞台とされていることも有名です。
2008年Sustainable CommunityによるEarth Check Awardを受賞したスナイフェルズネス(Snæfellsnes)氷河は息を飲むような美しい自然を体感することができます。スナイフェルズネス(Snaefellsnes)半島の近くにあるダーリル(Dalir)は、アメリカにヨーロッパで初めて足を踏み入れた冒険家親子、Eirik(通称The Red)とLeif(通称Lucky)の出身地として知られています。彼らはアメリカ大陸に定住はしませんでしたが、クリストファー・コロンブスがアメリカ大陸を発見する前に足を踏み入れたヨーロッパ人と言われています。様々な歴史とのつながりがあるウエストアイスランドでの滞在は、自然のみならずアイスランドの歴史を学びたい皆様におすすめのエリアです。
セントラルハイランド
何世紀もの間、人々が訪れる事のなかったアイスランド内陸部(ハイランド)。長い年月をかけて自然がつくりあげた無機的な世界。ハイランドには、キョールル(Kjolur)とスプレンギサンドゥル(Sprengisandur)山岳道を経由しアクセスする事ができます。誰もが驚嘆する壮大な自然と危険が隣り合わせであるため、現在サマーシーズン限定でハイランドに立ち入る事ができます。ハイランドの観光の際は必ず十分な情報収集をした上で、徒歩もしくは4WD車でアクセスしてください。ツーリスト・ガイドやレイキャビークからの日帰りツアーをおすすめします。
ランドマンナロイガル(Landmannalaugar)では、川に湧き出る源泉で温泉を楽しむことができます。温泉から眺める風景は、日本とはまた違った味わいを楽しむことができます。ロイガベーグル(Laugavegur)トレッキングコースから続くソルスモルク(Þórsmörk)自然保護区は3つの氷河に囲まれ、
アイスランドでは珍しい森林が残っています。「アイスランドの森で迷子になったら、立ち上がれば良い。」と表現されることが多いアイスランドの森林は、森林の背が低くイメージとは少し違ったアイスランドの森林かもしれません。山小屋やキャンプ場があるため、ハイキングを楽しむ方に人気のベースキャンプスポットとなっています。
地の果てまで続く溶岩台地に突如現れる温泉や滝のコントラストは荒涼とした地に自然の息吹を吹き込みます。人々の居住がないハイランドだからこそ楽しむ事ができる自然のダイナミクスさを体験してください。
イーストコースト
ディスカバー・ザ・ワンダー
アイスランド国内最大の森林地帯が続くアイスランドイーストコースト。青々とした草原に点在する農地や牧場、長い自然の歴史を感じるフィヨルド。イーストコースト独特な地形が漁業が盛んになったイーストコースとでは多くの町やコミュニティーが誕生しました。
長年の火山活動によって誕生したカラフルなマグマ溜まり。多様なミネラル成分によるカラフルな色彩は、地球の息吹を満喫することができます。サマーシーズンのイーストアイスランドはアーティストのクリエイティブハブとなり、様々なミュージックイベントやアートフェスティバルが開催されます。近頃では雄大な自然とポップカルチャーが融合したクリエティビティに満ちた雰囲気を楽しむため、多くの若者が国内外を問わずこのエリアを訪れます。サマーシーズンのイーストコーストのドライブは特におすすめです。
セイジスフィヨルズルは19世紀に栄えた町であり、北欧様式の木造家屋が現在も残っており、当時の建築物を楽しむことができます。サマーシーズンはノルウェーやデンマーク、フェロー諸島などへのフェリーが週に1度運航しています。東ボールガルフィヨルズル町は、アイスランドを代表するアーティスト、ヨハネス・スウェーンソン・キャーバルの出身地として有名です。ヨハネスの作品と生活を紹介する美術館を見ることができます。
アートイベントやミュージックフェスティバルが多数開催されるイーストアイスランド。ヨーロッパ最大の氷河、ヴァートナ氷河の雄大な眺望とイベントやフェスティバルをお楽しみください。