レオナルド 500
レオナルド・ダ・ヴィンチ没後 500 年を記念イベント「レオナルド 500」がイタリア各都市で開催中です。
ローマのヴァチカン博物館「アテネの学童」の下書きがミラノのアンブロジアーナ絵画館で公開。
ミラノのスフォルツェスコ城内にある「アッセの間」の特別公開。
フィレンツェのヴェッキオ宮殿。
トリノの王宮博物館とカヴール宮殿。
ヴェネツィアのアカデミア美術館。
などイタリア国内にいても普段見学できない様々な場所や作品が「レオナルド 500」に伴い期間限定公開されています。
フォルツェスコ城内のアッセの間
ルドヴィーコ・イル・モーロの注文により、1498年にレオナルド・ダ・ヴィンチによりフォルツェスコ城の”アッセの間”は、まるで巨大な樹木で部屋全体が覆われるように描かれ大樹の中にいるかのような芸術作品です。
天井には葉と枝と幹の部分、壁は巨大な岩を抱える根を描くという素晴らしい構図で壁の部分は、その色彩から「モノクロ (Monocromo)」と呼ばれています。
ひどく劣化が進んでいるため、継続的に専門家による修復が続けられていますが、2015年のミラノ万博のわずかな期間限定で公開されましたが、その後はじめて特別開館が決定しました。
また2015年は一部公開でしたが、今回はアッセの間全体の公開でとても貴重なチャンスです。
レオナルド・ダ・ヴィンチ没後 500 年を記念イベントとして一歩踏み入れば彼のイマジネーションする大樹の森の世界感を全身で受け止めることかできるでしょう。
営業時間、入場料
特別公開期間:2019年5月2日~2020年1月12日
入場料:€10-
開館時間:
お城 月―日曜日 07:00-19:30
美術館 日―日曜日 09:00-17:30 (休館日:月曜日、1月1日、5月1日、12月25日)
や、イタリア国外にあるダヴィンチの作品を集めた特別展などご覧いただけます。その他様々な施設で関連イベント
が開催されていますので、この機会にダヴィンチの隠れた名画にも触れてみてはいかがでしょう、プライベートガイ
ドとともに訪問もおすすめです。