スペイン旅行の完全ガイド|おすすめ観光地、グルメ、費用、ベストシーズンまで徹底解説

アンダルシアのひまわり観光

スペイン旅行とは情熱・芸術・歴史・美食の全てが揃う宝箱

ガウディの建築群

スペインは、情熱的なフラメンコ、ガウディの建築芸術、古代ローマの遺跡から中世の城塞まで続く豊かな歴史、そして世界に誇る美食が詰まった旅行者にとっての夢の目的地です。
初めての方でも安心して旅行を計画できるよう、主要都市の見どころや隠れた名所、現地の美味しい料理やおすすめのレストラン、便利な移動手段などを詳しく紹介しています。
マドリードのプラド美術館やバルセロナのサグラダ・ファミリア、セビリアの大聖堂など、スペインの象徴的なスポットはもちろん、アンダルシアの白い村々やバスク地方の美食の街など、自然と文化の魅力もたっぷり。
さらに、パエリアやタパス、ハモン・イベリコなど、スペイン料理の魅力も存分に味わえる情報も盛りだくさん。
あなただけのスペイン旅行を計画してみませんか?きっと忘れられない思い出が待っています。

スペインの基本情報

スペインの風車 ラマンチャ

スペインは南ヨーロッパのイベリア半島に位置し、ポルトガルと国境を接しています。北はフランスとアンドラ、南はジブラルタル海峡を挟んでアフリカ大陸のモロッコと向かい合っています。また、バレアレス諸島(地中海)やカナリア諸島(大西洋)なども領土に含まれています。地中海に面しており、多様な気候が特徴です。
 
言語: 公用語はスペイン語(カスティーリャ語)ですが、地域によって独自の言語も公用語として認められています(カタルーニャ語、バスク語、ガリシア語など)。観光地では英語も通じることが多いですが、地方や小さな町ではスペイン語しか通じない場合もあるので、簡単なスペイン語のフレーズを覚えておくと便利です。
 
通貨: ユーロ(€)が使用されています。クレジットカードは主要都市で広く使えますが、小さな町や田舎では現金を持参することをおすすめします。特に市場や小さなカフェでは現金のみのところも多いので、適宜両替しておきましょう。
 
ビザ情報: 日本国籍の方は、90日以内の観光目的の滞在であればビザは不要です。パスポートの残存有効期間は入国時に90日以上必要です。また、シェンゲン協定に基づき、他のシェンゲン圏内の国々との出入国も自由です。
ただし、2025年から事前渡航認証システム「ETIAS(エティアス)」の登録が必要になります。
 
予防接種: 特別な予防接種は必要ありませんが、渡航前に破傷風やA型肝炎などの基本的なワクチンを確認しておくと安心です。
 
 

スペイン主要都市の特徴

グラナダのアルハンブラ宮殿観光

  • マドリード: スペインの首都であり、芸術と文化の中心地。プラド美術館やマドリード王宮が有名です。春と秋がベストシーズンで、気候も穏やかで観光に最適です。
  • バルセロナ: カタルーニャ州の州都で、ガウディの建築作品が点在する芸術の街。サグラダ・ファミリアやグエル公園が必見です。地中海に面し、ビーチも楽しめます。
  • セビリア: アンダルシア州の州都で、フラメンコの発祥地として知られています。セビリア大聖堂やアルカサルが人気です。春のフェリア(祭り)は特に賑わいます。
  • グラナダ: アルハンブラ宮殿で有名な都市で、イスラム文化の影響が色濃く残っています。シエラ・ネバダ山脈の麓に位置し、美しい景観が広がります。
  • バレンシア: パエリア発祥の地で、伝統と現代が融合した都市です。芸術科学都市や旧市街の歴史的建造物が見どころです。地中海に面し、ビーチリゾートとしても人気です。

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その他のポイント

ave スペイン高速鉄道

  • 交通: スペイン国内の移動は電車が便利です。高速列車「AVE」は主要都市間を短時間で結びます。また、地方の小さな町へ行く場合はバスも利用できます。都市内では地下鉄やバスが主要な交通手段ですが、バルセロナのように自転車シェアリングが発達している都市もあります。

  • 食事: スペイン料理は地域によって特色があります。マドリードではコシード・マドリレーニョ(煮込み料理)、バルセロナではパン・コン・トマテ(トマトを擦りつけたパン)、バレンシアではパエリア、アンダルシアではガスパチョが有名です。また、スペインのバル文化も楽しみの一つで、タパスを少しずつ味わいながらバルを巡るのが現地流です。

  • 治安: スペインは比較的安全な国ですが、観光地ではスリや置き引きに注意が必要です。特に混雑した場所や公共交通機関では貴重品に気をつけましょう。
渡航前にこれらの基本情報を押さえて、スペイン旅行をより充実したものにしましょう!
 
 

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スペインの人気観光地トップ10とその楽しみ方

スペイン全17州の人気ランキングはこちら

  1. マドリード
    マドリードは「太陽の都」と呼ばれるスペインの首都で、芸術と文化の中心地です。プラド美術館やソフィア王妃芸術センターには、ゴヤ、ベラスケス、ピカソなど世界的な芸術家の作品が展示されています。マドリード王宮は豪華な内装で知られ、公式行事がない日は一般公開されています。レティーロ公園では、美しい庭園や人工湖でリラックスした時間を過ごせます。マヨール広場周辺のタパスバーでは、地元の人々と同じようにタパスとワインを楽しみましょう。マドリッド観光
  2. バルセロナ
    バルセロナはガウディの建築作品が点在する芸術の街です。サグラダ・ファミリアは1882年に着工し、現在も建設が続いている壮大な教会で、その独創的なデザインは世界中から観光客を魅了しています。グエル公園では、カラフルなモザイクと有機的な形の建築物が調和した空間を散策できます。ランブラス通りは活気あふれる歩行者天国で、ストリートパフォーマンスや露店が並びます。バルセロネータのビーチでは、地中海の美しい景色を眺めながら休息するのもおすすめです。バルセロナ観光
  3. セビリア
    セビリアはアンダルシア地方の州都で、フラメンコの発祥地として知られています。セビリア大聖堂は世界最大のゴシック様式の教会で、コロンブスの墓があることでも有名です。ヒラルダの塔からは市内を一望できる絶景が広がります。アルカサルは、イスラム様式とキリスト教様式が融合した美しい宮殿で、その庭園は特に見事です。サンタ・クルス地区の迷路のような路地を散策し、フラメンコショーを鑑賞するのもセビリアならではの体験です。セビリア観光
  4. グラナダ
    グラナダはシエラ・ネバダ山脈の麓に位置し、アルハンブラ宮殿で有名な都市です。アルハンブラ宮殿はイスラム建築の最高傑作と称され、その繊細な装飾と美しい庭園は必見です。特にライオンの中庭とヘネラリーフェ庭園は、イスラム様式の庭園美術の粋を集めています。アルバイシン地区は白壁の家々が立ち並ぶ旧イスラム居住区で、サクロモンテの丘からはアルハンブラ宮殿を望む絶景が広がります。グラナダでは、バルでドリンクを注文すると無料でタパスが提供されることも多いので、食べ歩きも楽しみのひとつです。グラナダ観光
  5. バレンシア
    バレンシアはスペイン東部の地中海沿岸に位置し、パエリア発祥の地として知られています。芸術科学都市は未来的な建築群で、科学博物館、海洋水族館、オペラハウスなどが集まっています。旧市街には13世紀に建てられたバレンシア大聖堂や、ユネスコ世界遺産のラ・ロンハ・デ・ラ・セダ(絹取引所)があります。中央市場では新鮮な食材が並び、本場のパエリアを味わうのに最適な場所です。マルバロッサのビーチでは、地中海の穏やかな波と美しい砂浜を楽しめます。
    バレンシア観光
  6. トレド
    トレドはマドリードから日帰り旅行が可能な中世の都市で、「三文化の都市」として知られています。キリスト教、イスラム教、ユダヤ教の文化が共存し、その影響を受けた建築物が旧市街に残っています。トレド大聖堂はスペインゴシック建築の傑作で、エル・グレコの作品も展示されています。アルカサルからは街全体を見渡せる絶景が広がります。また、トレドは刀剣や七宝焼きの伝統工芸でも有名で、お土産にもおすすめです。迷路のような石畳の路地を散策するだけでも、中世にタイムスリップしたような気分を味わえます。トレド観光
  7. コルドバ
    コルドバはかつてイスラム文化の中心地で、メスキータ(モスク・大聖堂)が有名です。メスキータは、イスラム教のモスクの中にキリスト教の大聖堂が建てられるという世界でも珍しい建築物で、850本以上の柱が立ち並ぶ光景は圧巻です。ユダヤ人街の白い壁と花で飾られた中庭が特徴的なパティオは、5月のパティオ祭りの時期に一般公開されます。ローマ橋からは、グアダルキビル川とメスキータを含む旧市街の美しい景色を眺めることができます。コルドバ観光
  8. サン・セバスティアン
    サン・セバスティアンはバスク地方の世界屈指の美食の街で、ミシュランの星付きレストランが多く集まっています。ラ・コンチャ湾は「ヨーロッパ最も美しい都市のビーチ」と称され、その美しい砂浜と湾の景色は必見です。旧市街では、ピンチョス(バスク版タパス)バーが軒を連ね、一軒ずつはしごするのが地元流の楽しみ方です。イゲルド山からは市内と湾を一望できる絶景スポットがあります。また、国際映画祭の開催地としても知られています。世界屈指のおいしい街 サンセバスチャン観光
  9. マラガ
    マラガはコスタ・デル・ソル(太陽の海岸)に位置する港町で、ピカソの生誕地としても知られています。ピカソ美術館では、画家の初期から晩年までの作品を鑑賞できます。アルカサバはムーア人の要塞で、その庭園と眺望は見事です。ヒブラルファロ城からは市内と地中海を一望できます。マラガのビーチでは、地中海の温暖な気候を活かしたマリンアクティビティも楽しめます。また、フライドフィッシュなど地元の海鮮料理も絶品です。マラガ観光 ビーチリゾート
  10. サンティアゴ・デ・コンポステーラ
    サンティアゴ・デ・コンポステーラはガリシア州の州都で、「カミーノ・デ・サンティアゴ」と呼ばれる巡礼路の終着点です。サンティアゴ・デ・コンポステーラ大聖堂は、使徒ヤコブの墓があるとされる巡礼の目的地で、その壮麗なファサードとポルティコ・デ・ラ・グロリア(栄光の門)は必見です。オブラドイロ広場では、巡礼を終えた人々の喜びの表情を見ることができます。旧市街は全体がユネスコ世界遺産に登録されており、石畳の路地や歴史的建造物が残っています。ガリシア料理の名物プルポ・ア・ラ・ガレガ(ガリシア風タコ料理)も是非味わってください。サンティアゴ・デ・コンポステーラ 聖地巡礼
これらの観光地を訪れ、スペインの多様な魅力を存分に楽しんでください!
 
 

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スペイングルメガイド

スペインは世界有数の美食の国として知られ、その豊かな食文化は世界中で愛されています。地域ごとに特色のある料理や食材があり、スペイン旅行の大きな楽しみのひとつです。ここでは、スペインの代表的なグルメとその魅力をご紹介します。
  1. パエリア
    パエリアはスペインを代表する料理で、バレンシア地方が発祥です。名前は調理に使う浅い鍋「パエリェーラ」に由来しています。サフランで黄色く色付けされたお米に、シーフードや肉、野菜などを加えて調理します。バレンシアパエリア(鶏肉、ウサギ肉、カタツムリなど)、シーフードパエリア、ミックスパエリアなど様々なバリエーションがあります。パエリアを食べる際は、現地の人々のように鍋から直接食べるのが本場流。特に鍋底にできる「ソカラット」と呼ばれるカリカリのおこげは絶品です。バレンシアを訪れた際は、本場のパエリアを味わうことをおすすめします。パエリア スペイン名物料理
  2. タパス
    タパスはスペイン料理を代表する小皿料理で、バルでお酒と一緒に楽しむ食文化です。元々はワインのグラスに虫が入るのを防ぐため、パンやチーズなどでグラスに蓋をしたことが始まりとされています。人気のタパスには、パタタス・ブラバス(スパイシーなソースをかけたフライドポテト)、ガンバス・アル・アヒージョ(ニンニクとオリーブオイルで調理したエビ)、トルティージャ・エスパニョーラ(スペイン風オムレツ)などがあります。スペインのバルでは、一軒のバルで1〜2品のタパスとドリンクを楽しみ、次のバルへ移動する「タパス巡り(バル巡り)」が一般的です。特にマドリード、セビリア、グラナダなどはタパス文化が盛んです。タパス 小皿料理 バル
  3. ハモン・イベリコ
    ハモン・イベリコはスペインの生ハムで、イベリコ豚の後ろ足を塩漬けにして長期間熟成させたものです。その濃厚な風味と口どけの良さから、スペイン料理の王様とも称されています。ハモン・イベリコ・デ・ベジョータ(どんぐりを食べて育ったイベリコ豚から作られる最高級品)、ハモン・イベリコ・デ・セボ(穀物飼料で育てたイベリコ豚から作られるもの)、ハモン・セラーノ(白豚から作られる一般的な生ハム)などの種類があります。パンにオリーブオイルを塗り、その上にハモンをのせて食べる「パン・コン・ハモン」は、シンプルながら絶品の組み合わせです。ハモン・イベリコ
  4. ガスパチョ
    ガスパチョはアンダルシア地方発祥の冷たいスープで、トマト、キュウリ、ピーマン、タマネギ、ニンニク、オリーブオイルなどをミキサーにかけて作ります。暑い夏の日に食べると特に美味しく感じられる料理です。バリエーションとしては、サルモレホ(ガスパチョよりも濃厚で、トマトとパンを主原料とし、上にゆで卵とハモンをトッピング)、アホブランコ(アーモンドとニンニクをベースにした白いガスパチョ)などがあります。特に南部のアンダルシア地方を訪れた際は、現地のレストランでぜひ本場のガスパチョを味わってみてください。ガスパチョ 冷たいスープ
  5. トルティージャ・エスパニョーラ
    トルティージャ・エスパニョーラはスペイン風オムレツで、ジャガイモと玉ねぎを卵で閉じ込めた料理です。スペイン全土で愛されている国民食の一つで、バルのカウンターに並ぶ定番メニューです。作り方は地域や家庭によって異なり、玉ねぎを入れるか入れないか、中をとろとろにするか火を通すかなど、好みが分かれます。バルではタパスとして一切れ注文することもできますし、「ピンチョ・デ・トルティージャ」としてパンにのせて提供されることもあります。シンプルな材料で作られますが、その味わいは奥深く、スペイン料理の真髄を感じられる一品です。トルティージャ・エスパニョーラ
  6. チュロス
    チュロスは揚げ菓子の一種で、朝食やおやつとして親しまれています。長い棒状の生地を揚げ、砂糖をまぶしたシンプルなスイーツです。特に「チュロス・コン・チョコラテ」として、濃厚なホットチョコレートにつけて食べるのが伝統的な楽しみ方です。マドリードの「サン・ヒネス」のような老舗チョコラテリアでは、24時間チュロスを提供しているところもあり、夜遊びの締めくくりに立ち寄る地元の人も多いです。チュロス ホットチョコレート
  7. サングリア
    サングリアはスペインを代表する飲み物で、赤ワインをベースに果物や砂糖、シナモンなどを加えた甘いカクテルです。特に暑い夏の日に、冷やして飲むと爽やかで美味しいです。バリエーションとしては、白ワインを使った「サングリア・ブランカ」や、スパークリングワインを使った「サングリア・デ・カバ」などがあります。レストランやバルで提供されるほか、スーパーでボトル入りのものも購入できます。サングリア
  8. 地域別の名物料理
    スペインは地域によって食文化が大きく異なります。バスク地方のピンチョス(小さなオープンサンド)やバカラオ・アル・ピル・ピル(タラのニンニク煮)、ガリシア地方のプルポ・ア・ラ・ガレガ(ガリシア風タコ料理)やエンパナーダ(具入りパイ)、カタルーニャ地方のパン・コン・トマテ(トマトを擦りつけたパン)やカルソッツ(ネギの炭火焼き)、アンダルシア地方のペスカイート・フリート(魚のフリット)やラボ・デ・トロ(牛尾の煮込み)、カスティーリャ地方の(子豚の丸焼き)やソパ・カステリャーナ(ニンニクスープ)など、各地域の特色ある料理を楽しむことができます。

Cochinillo Asado 豚の丸焼き

スペインの食文化は多様で豊かです。旅行中は地元の人々に人気のレストランやバルを尋ねて、本場の味を堪能してください。¡Buen provecho!(美味しく召し上がれ!)
 
 

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スペイン旅行のベストシーズンと費用

アンダルシアのひまわり観光

ベストシーズン

スペインは地域によって気候が異なるため、訪問地域によってベストシーズンも変わります。一般的には、春(4月〜6月)と秋(9月〜10月)が観光に最適な時期とされています。
 
春(4月〜6月)
春はスペイン旅行に最適な季節の一つです。気温は快適で、観光地も比較的空いています。また、この時期には様々な祭りやイベントが開催されます。気温は15℃〜25℃程度で、セビリアの「フェリア」やバルセロナの「パスカ祭り」などの伝統的なイベントが楽しめます。ただし、4月は一部地域で雨が多い場合があります。
 
夏(7月〜8月)
夏はスペインの観光ハイシーズンですが、特に内陸部と南部は非常に暑くなります。ビーチリゾートを楽しむには最適な時期ですが、主要観光地は混雑します。内陸部と南部では30℃〜40℃以上、北部では20℃〜30℃程度の気温になります。ビーチシーズンで長い日照時間が魅力ですが、猛暑(特にマドリード、セビリア、コルドバなど)や観光地の混雑、宿泊料金の高騰がデメリットです。
 
秋(9月〜10月)
秋も春と同様に、観光に適した季節です。夏の暑さが和らぎ、観光客も減少し始めます。気温は15℃〜25℃程度で、夏よりも観光客が少なく、ブドウの収穫祭などの食に関するイベントが楽しめます。ただし、10月後半から雨の日が増える地域もあります。
 
冬(11月〜3月)
冬は観光のオフシーズンとなりますが、南部は比較的温暖で過ごしやすい気候です。また、クリスマスや新年の祝祭も魅力的です。北部では5℃〜15℃、南部では10℃〜20℃程度の気温で、観光客が少なく静かに観光できる点や宿泊料金が安い点、クリスマスマーケットなどの冬のイベントが魅力です。ただし、北部は寒く雨や雪の日もあり、一部の観光施設は営業時間が短縮される場合があります。
 

地域別のベストシーズン

 
  • マドリード・中央部: 春(4月〜6月)と秋(9月〜10月)が最適。夏は非常に暑く、冬は寒くなります。
  • バルセロナ・地中海沿岸: 5月〜6月と9月〜10月が最適。7月〜8月は暑く混雑しますが、ビーチを楽しむには良い時期です。
  • アンダルシア(セビリア、グラナダなど): 3月〜5月と9月〜11月が最適。夏は40℃を超えることもあります。
  • 北部(サン・セバスティアン、ビルバオなど): 6月〜9月が最適。他の時期は雨が多くなります。
  • カナリア諸島: 年間を通して温暖で、冬でも20℃前後あります。ヨーロッパの冬を避けて訪れる観光客も多いです。

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スペイン旅行の費用目安と予算内で楽しむコツ

スペインの通貨はユーロ

旅行費用

スペイン旅行の費用は、旅行時期、滞在期間、訪問地域、宿泊施設のグレード、食事や観光の内容によって大きく変わります。
1週間(5泊7日)の旅行費用の目安
スペイン旅行1週間(5泊7日)の場合、1人あたり約24万円〜30万円が一般的な予算です。内訳は以下の通りです:
  • 航空券: 10万円〜15万円(シーズンや予約時期により変動)
  • 宿泊費: 5万円〜10万円(ホテルのグレードにより変動)
  • 食費: 3万円〜5万円
  • 交通費: 2万円〜3万円(国内移動の方法により変動)
  • 観光・アクティビティ: 2万円〜4万円
  • お土産・その他: 2万円〜3万円

費用を抑えるコツ

 
  • オフシーズンに旅行する: 11月〜3月(クリスマスと年末年始を除く)は、航空券や宿泊費が安くなります。
  • 早めに予約する: 特に航空券は3〜6ヶ月前に予約すると安く手に入ることが多いです。
  • 公共交通機関を利用する: タクシーよりも地下鉄やバスを利用すると交通費を抑えられます。
  • 「メニューデルディア」を活用する: 平日のランチタイムに提供される定食メニューは、コスパが良いです。
  • スーパーマーケットを利用する: 毎食レストランで食べるのではなく、時にはスーパーで食材を買って簡単な食事を作ると節約になります。
  • 無料の観光スポットや割引を活用する: 多くの美術館や観光施設は特定の曜日や時間帯に無料開放されています。また、観光パスを購入すると複数の施設を割引料金で訪れることができます。

地域別の物価

 
  • マドリード・バルセロナ: 大都市のため、宿泊費や食事代は比較的高めです。
  • アンダルシア地方(セビリア、グラナダなど): 比較的リーズナブルな価格で旅行を楽しめます。特にグラナダでは、ドリンクを注文すると無料でタパスがついてくることも多いです。
  • バスク地方(サン・セバスティアンなど): 美食の街として知られ、レストランの価格は比較的高めです。
  • 観光地と地方の差: 主要観光地は物価が高い傾向にありますが、地方の小さな町では比較的リーズナブルに過ごせます。
スペイン旅行を計画する際は、これらの情報を参考に、自分の予算と希望に合った旅行プランを作成してください。事前の計画と予約で、より充実したスペイン旅行を楽しむことができるでしょう。
 
 

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スペイン旅行の注意点とアドバイス

簡単スペイン語講座で地元の人と交流呂lこう

スペイン旅行をより快適で充実したものにするために、いくつかの注意点とアドバイスをご紹介します。

言語対応

スペインの公用語はスペイン語(カスティーリャ語)ですが、地域によってはカタルーニャ語、バスク語、ガリシア語なども話されています。観光地では英語も通じることが多いですが、地方や小さな町では英語が通じないこともあります。
役立つスペイン語フレーズ:
  • こんにちは: Hola (オラ)
  • ありがとう: Gracias (グラシアス)
  • お願いします: Por favor (ポル・ファボール)
  • すみません/失礼します: Perdón/Disculpe (ペルドン/ディスクルペ)
  • はい/いいえ: Sí/No (スィー/ノー)
  • 英語を話せますか?: ¿Habla inglés? (アブラ・イングレス?)
  • いくらですか?: ¿Cuánto cuesta? (クアント・クエスタ?)
  • トイレはどこですか?: ¿Dónde está el baño? (ドンデ・エスタ・エル・バニョ?)

チップ文化

スペインでは、日本と同様にチップの文化はそれほど一般的ではありませんが、良いサービスを受けた場合は少額のチップを渡すことがあります。
  • レストラン: 特に高級店では、請求額の5〜10%程度のチップを置くことがあります。ただし、多くの場合、サービス料が含まれているので必須ではありません。
  • タクシー: 料金を少し切り上げる程度で十分です。
  • ホテル: ポーターにはスーツケース1つにつき1〜2ユーロ程度が目安です。

シエスタ(昼休み)

スペインの伝統的な習慣として、特に小さな町や地方では、昼食後の14時頃から17時頃まで多くの店舗が閉まる「シエスタ」の時間があります。大都市や観光地の大型店舗では通常営業していることが多いですが、地方の小さな店舗や家族経営の店では注意が必要です。
シエスタ時の過ごし方:
  • 地元の人々のように昼食後にゆっくり休憩する
  • 大型デパートや美術館など、シエスタ時も営業している施設を訪れる
  • 公園や広場でリラックスする

安全対策

スペインは比較的安全な国ですが、観光地ではスリや置き引きに注意が必要です。
安全のためのアドバイス:
  • 貴重品は分散して持ち歩く
  • 混雑した場所や公共交通機関では特に注意する
  • バッグは常に体の前で持つ
  • 派手な宝飾品の着用は控える
  • コピーしたパスポートを別に持ち歩く
  • 緊急連絡先(日本大使館・総領事館の連絡先など)をメモしておく

持ち物リスト

旅行バッグへのコンパクトパッキング方法を伝授

スペイン旅行に役立つ持ち物をリストアップします:
必需品:
  • パスポート(残存有効期間が入国時に90日以上あること)
  • 航空券(Eチケット)
  • 海外旅行保険証
  • クレジットカード(複数枚あると安心)
  • 現金(ユーロ)
  • スマートフォンと充電器(変換プラグ付き)
  • 常備薬
あると便利なもの:
  • 日焼け止め(特に夏季)
  • サングラス
  • 折りたたみ傘または雨具
  • 歩きやすい靴
  • 軽量の水筒
  • ポケットWi-Fi または 現地SIMカード
  • スペイン語の簡単な会話集または翻訳アプリ
  • 教会や宮殿を訪れる際の肩や膝を覆う服装(特に女性)

交通手段

スペイン国内の移動には様々な交通手段があります。
鉄道:
  • AVE(高速鉄道): 主要都市間を結ぶ高速列車で、マドリード〜バルセロナ間は約2時間半
  • RENFE: スペイン国鉄で、地方都市への移動に便利
  • 事前予約でチケットが割引になることが多い
バス:
  • 鉄道が通っていない地方都市への移動に便利
  • 鉄道よりも安価な場合が多い
  • ALSA社が全国的なネットワークを持つ
都市内交通:
  • 地下鉄: マドリード、バルセロナなどの大都市にある
  • バス: ほぼすべての都市にある
  • タクシー: メーター制で比較的リーズナブル
  • レンタサイクル: バルセロナなど一部の都市で利用可能
レンタカー:
  • 地方を巡る場合に便利
  • 国際運転免許証が必要
  • 右側通行、ラウンドアバウト(環状交差点)が多い

電源とWi-Fi

  • 電源: スペインの電圧は230V、周波数は50Hz、コンセントはCタイプ(ヨーロッパ標準)
  • 日本の電化製品を使用する場合は変換プラグが必要
  • Wi-Fi: ホテルやカフェ、レストランなど多くの場所で無料Wi-Fiが利用可能
  • データ通信: 現地SIMカードの購入やポケットWi-Fiのレンタルが便利

祝祭日と祭り

スペインは祭りの国としても知られ、年間を通じて様々な祭りが開催されます。
主な祭り:
  • ラス・ファリャス(バレンシア、3月): 巨大な張り子人形を燃やす祭り
  • セマナ・サンタ(全国、3月または4月): イースター前の聖週間の行事
  • サン・フェルミン祭(パンプローナ、7月): 牛追い祭りで有名
  • ラ・トマティーナ(ブニョール、8月): トマト投げ祭り
  • クリスマスと年末年始(全国、12月〜1月): クリスマスマーケットや三賢者の行列など
祝祭日や大きな祭りの期間は、宿泊施設が混雑し料金も高くなるため、早めの予約をおすすめします。
これらの注意点とアドバイスを参考に、スペイン旅行を安全で充実したものにしてください。¡Buen viaje!(良い旅を!)
 
 

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スペイン旅行のモデルコース

スペインは多様な魅力を持つ国で、訪れる地域や滞在期間によって様々な楽しみ方があります。ここでは、滞在期間別とテーマ別のモデルコースをご紹介します。
スペイン旅行地図

1週間コース(マドリード・バルセロナ・セビリア)

1日目: マドリード到着
  • マドリード・バラハス国際空港に到着
  • ホテルにチェックイン後、マヨール広場周辺を散策
  • 夕食はマドリードのタパスバーで地元の雰囲気を楽しむ
2日目: マドリード観光
  • プラド美術館(ゴヤ、ベラスケスなどの作品鑑賞)
  • レティーロ公園でランチと休憩
  • マドリード王宮とアルムデナ大聖堂
  • グラン・ビア通りでショッピング
3日目: マドリードからバルセロナへ
  • 午前中にAVE(高速列車)でバルセロナへ(約2時間半)
  • ホテルにチェックイン後、ランブラス通りを散策
  • バルセロナ大聖堂とゴシック地区
  • 夕食はバルセロネータのシーフードレストランで
4日目: バルセロナ観光
  • サグラダ・ファミリア(事前予約推奨)
  • グエル公園(事前予約推奨)
  • カサ・バトリョとカサ・ミラ
  • カタルーニャ広場周辺でショッピングと夕食
5日目: バルセロナからセビリアへ
  • 午前中に飛行機でセビリアへ(約1時間半)
  • ホテルにチェックイン後、セビリア大聖堂とヒラルダの塔
  • アルカサル(王宮)と庭園
  • サンタ・クルス地区の迷路のような路地を散策
6日目: セビリア観光
  • スペイン広場とマリア・ルイサ公園
  • トリアナ地区とその市場
  • グアダルキビル川沿いを散策
  • 夜はフラメンコショーを鑑賞
7日目: 帰国
  • 時間があれば最後のショッピングや観光
  • セビリア空港から帰国の途に

2週間コース(スペイン周遊)

1週間コースに加えて、以下の都市を訪れることをおすすめします:
8日目: セビリアからグラナダへ
  • バスまたは電車でグラナダへ(約3時間)
  • ホテルにチェックイン後、アルバイシン地区を散策
  • サクロモンテの丘からアルハンブラ宮殿の夕景を眺める
9日目: グラナダ観光
  • アルハンブラ宮殿とヘネラリーフェ庭園(事前予約必須)
  • グラナダ大聖堂とカプラ・レアル(王室礼拝堂)
  • タパス巡りを楽しむ(グラナダは飲み物を注文すると無料でタパスがついてくることが多い)
10日目: グラナダからコルドバへ
  • 電車でコルドバへ(約1時間半)
  • メスキータ(モスク・大聖堂)見学
  • ユダヤ人街とパティオ巡り
  • ローマ橋とその周辺
11日目: コルドバからバレンシアへ
  • 電車でバレンシアへ(約4時間)
  • 旧市街の散策(バレンシア大聖堂、ラ・ロンハ・デ・ラ・セダなど)
  • 中央市場で地元の食材を見学
12日目: バレンシア観光
  • 芸術科学都市(科学博物館、海洋水族館など)
  • マルバロッサのビーチでリラックス
  • 本場のパエリアを味わう
13日目: バレンシアからマドリードへ
  • AVEでマドリードへ(約1時間半)
  • ソフィア王妃芸術センター(ピカソの「ゲルニカ」など)
  • サン・ミゲル市場で食べ歩き
  • 最後のショッピング
14日目: 帰国
  • マドリード・バラハス国際空港から帰国

テーマ別コース

芸術・建築コース(1週間)

マドリード(2日)
  • プラド美術館
  • ソフィア王妃芸術センター
  • ティッセン=ボルネミッサ美術館
  • マドリード王宮
バルセロナ(3日)
  • サグラダ・ファミリア
  • グエル公園
  • カサ・バトリョ
  • カサ・ミラ
  • カタルーニャ音楽堂
  • サン・パウ病院
ビルバオ(2日)
  • グッゲンハイム美術館
  • 美術館
  • アバンドイバラ地区の現代建築

グルメコース(1週間)

サン・セバスティアン(2日)
  • ピンチョスバー巡り
  • ミシュラン星付きレストラン
  • シードル醸造所見学
ラ・リオハ(2日)
  • ワイナリー巡り
  • ワインテイスティング
  • 伝統的な食事
バルセロナ(3日)
  • ボケリア市場
  • カタルーニャ料理のレストラン
  • パン・コン・トマテやカルソッツなどの郷土料理
  • チョコラテリア巡り

ビーチリゾートコース(1週間)

コスタ・デル・ソル(3日)
  • マラガのビーチ
  • ネルハの洞窟
  • ミハスの白い村
バレアレス諸島(4日)
  • マヨルカ島のパルマ
  • イビサ島のビーチとナイトライフ
  • メノルカ島の自然保護区

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スペイン旅行の旅行計画のヒント

旅行のヒントとノウハウ

  • 移動手段: 都市間の移動には高速列車(AVE)が便利です。事前予約すると割引料金で利用できます。
  • 宿泊: 旧市街に宿泊すると観光に便利ですが、騒がしい場合もあります。静かに過ごしたい場合は少し離れた場所を選びましょう。
  • 食事時間: スペイン人の食事時間は遅めです。ランチは14時頃から、ディナーは21時以降に始まることが一般的です。
  • 予約: 人気の観光スポット(サグラダ・ファミリア、アルハンブラ宮殿など)は事前予約が必須です。
  • 交通パス: マドリードやバルセロナなどの大都市では、観光パスや交通パスを購入すると経済的です。
これらのモデルコースを参考に、自分の興味や滞在期間に合わせたオリジナルのスペイン旅行プランを作成してみてください。多様な魅力を持つスペインで、忘れられない思い出を作りましょう!
 

 


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