フランス旅行の完全ガイド|おすすめ観光地、グルメ、費用、ベストシーズンまで徹底解説

マルセイユのトラム

フランス旅行完全ガイド|費用、観光地、ホテル、食事、移動情報をまとめてチェック

Yugoslavia flag under blue sky

フランスは、歴史、芸術、美食、自然が融合した魅力あふれる旅行先です。エッフェル塔やルーブル美術館、ヴェルサイユ宮殿などの象徴的なスポットに加え、モン・サン=ミシェルの幻想的な景観、ロワール渓谷の美しい古城、コート・ダジュールの青い海など、多彩な観光地が揃っています。

初めての旅行者でも安心して旅行を計画できるよう、主要都市の見どころや隠れた名所、現地の美味しい料理やおすすめのレストラン、便利な移動手段などを詳しく紹介します。フランスには四季折々の魅力があり、春にはパリのセーヌ川沿いやブルゴーニュ地方のワイン畑、夏には地中海沿岸のリゾート、秋にはアルザス地方の紅葉、冬にはアルプスでのスキー旅行など、季節ごとに楽しめる旅行プランも多彩です。

さらに、フランス料理は世界的に有名で、ワインやチーズ、クロワッサン、エスカルゴなど、多彩なグルメが楽しめます。カフェ文化も根付いており、街角のカフェでエスプレッソを楽しむのも醍醐味のひとつです。あなただけのフランス旅行を計画してみませんか?忘れられない思い出が待っています。

フランスの基本情報

lavender field

フランスは西ヨーロッパに位置し、大西洋と地中海に面する広大な国土を持ちます。ベルギー、ルクセンブルク、ドイツ、スイス、イタリア、スペインなどと国境を接しており、多様な文化が共存しています。気候は温帯が主ですが、南部は地中海性気候、アルプス地方は寒冷な気候です。フランス本土のほかに、カリブ海やインド洋などに海外領土も持ち、それぞれ独自の文化を形成しています。

  • 言語: 公用語はフランス語。観光地では英語も通じますが、フランス語の基本的な挨拶を覚えておくと親しみを持たれやすいです。地方都市や田舎では英語が通じにくい場合があるため、簡単なフレーズを覚えておくと役立ちます。

  • 通貨: ユーロ(€)。クレジットカードは主要都市で広く使えますが、小さな町では現金を持参するのがおすすめです。市場や小規模なカフェ、地方のレストランでは現金のみのところもあります。

  • ビザ情報: 日本国籍の方は90日以内の観光目的の滞在であればビザは不要です。2025年からETIAS(エティアス)登録が必須となります。

  • 予防接種: 特別な予防接種は必要ありませんが、渡航前に基本的なワクチン接種を確認しておくと安心です。南フランスでは夏季に蚊が媒介する病気に注意が必要な場合があります。

フランス主要都市の特徴

パリ

aerial view photography of city

フランスの首都であり、芸術・文化の中心地。エッフェル塔、ルーブル美術館、シャンゼリゼ通り、ノートルダム大聖堂など見どころが満載。セーヌ川クルーズやモンマルトルの散策もおすすめです。カフェ文化やミシュラン星付きレストランも魅力で、バゲットやマカロンなどのフランス菓子も楽しめます。

リヨン

リヨンの大聖堂

フランス第3の都市で、美食の都として有名。旧市街はユネスコ世界遺産に登録され、中世の街並みが広がる。地元の伝統料理を楽しめる「ブション」と呼ばれるレストランが点在。ローヌ川とソーヌ川が流れ、風光明媚な景観も魅力です。

マルセイユ

マルセイユ旧港

フランス最古の港町であり、地中海の玄関口。活気ある旧港や、ノートルダム・ド・ラ・ガルド寺院からの絶景が魅力。名物料理のブイヤベースは必食。近郊には美しいカランク(入り江)が点在し、クルーズやハイキングも人気です。

ボルドー

ボルドーのぶどうワイン

世界的に有名なワインの産地。ガロンヌ川沿いの美しい街並みと、サン=タンドレ大聖堂などの歴史的建造物が魅力。周辺には有名ワイナリーが点在し、ワインツーリズムが楽しめる。ワイン博物館「シテ・デュ・ヴァン」では、ワインの歴史や製造過程を学べます。

ニース

ニースのインスタ映え

コート・ダジュールを代表するリゾート都市。プロムナード・デ・ザングレ(海岸通り)を散策しながら、青い海を眺めるのがおすすめ。地中海料理も楽しめる。カーニバルや映画祭も開催され、芸術と文化の中心地でもあります。

その他のポイント

ニース旧市街のカフェ

  • 交通: フランス国内はTGV(高速鉄道)を使えば短時間で移動可能。地方都市へのアクセスも充実し、夜行列車やバスも利用可能。都市内は地下鉄やバス、トラムが発達。

  • 食事: フランス料理は地域によって特色が異なり、アルザスのシュークルート、ブルターニュのガレット、プロヴァンスのラタトゥイユなど、各地の郷土料理を楽しめる。フランスパンやチーズの種類も豊富。

  • 治安: 比較的安全な国だが、観光地ではスリや置き引きに注意。夜間は人気のないエリアを避けるのが無難。

渡航前にこれらの基本情報を押さえ、フランス旅行をより充実したものにしましょう!

 

フランスの人気観光地トップ10とその楽しみ方

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1. パリ(エッフェル塔、ルーブル美術館、シャンゼリゼ通り)

ルーブル美術館

フランスの首都パリは、世界で最も訪問される都市の一つ。エッフェル塔はシンボルであり、展望台からのパノラマビューは圧巻です。ルーブル美術館では「モナ・リザ」や「ミロのヴィーナス」などの名作を鑑賞できます。シャンゼリゼ通りでショッピングやカフェ巡りを楽しみ、夜にはセーヌ川クルーズでロマンチックな時間を過ごしましょう。

2. モン・サン=ミシェル

モンサンミッシェル

「西洋の驚異」と称される修道院がそびえ立つモン・サン=ミシェルは、満潮時には海に浮かぶ幻想的な姿を見せます。島内の細い石畳の道を歩きながら、中世の雰囲気を味わいましょう。修道院の壮大な建築や、潮の満ち引きによって変わる景観を楽しむのがおすすめです。

3. ロワール渓谷の古城群

ロワールの古城

ロワール渓谷には、美しい古城が点在し「フランスの庭」とも呼ばれています。シャンボール城やシュノンソー城など、ルネサンス時代の華麗な建築を鑑賞できます。ワインの名産地でもあり、古城を巡る途中でワインテイスティングを楽しむのも魅力の一つです。

4. ニースとコート・ダジュール

コートダジュール海岸ニース

南フランスのリゾート地コート・ダジュールの中心都市ニースは、美しい地中海の青い海と温暖な気候が魅力。プロムナード・デ・ザングレ(海岸通り)を散策しながら、リゾート気分を満喫しましょう。モナコやカンヌへ足を延ばして、豪華なカジノや映画祭の雰囲気を味わうのもおすすめです。

5. ボルドー(ワインの都)

ボルドーの橋

ボルドーは世界的に有名なワインの産地。ワイン博物館「シテ・デュ・ヴァン」では、ワインの歴史や醸造方法を学ぶことができます。近郊のワイナリーを訪れ、試飲をしながらお気に入りのワインを見つけるのも楽しみの一つ。美しい街並みとともに、ワインと美食を堪能しましょう。

6. ストラスブール(アルザス地方の美しい街)

ストラスブールの街並み

フランスとドイツの文化が融合するストラスブールは、運河と木組みの家々が並ぶ美しい街。ストラスブール大聖堂の壮麗なゴシック建築は圧巻です。冬にはヨーロッパ最古のクリスマスマーケットが開催され、幻想的な雰囲気に包まれます。アルザス料理とともに、ドイツ風のビールやワインも楽しめます。

7. プロヴァンス(ラベンダー畑と歴史的村々)

プロバンス地方のラベンダー畑

南フランスのプロヴァンス地方は、夏になると一面のラベンダー畑が広がる絶景スポット。ゴルドやルシヨンなどの美しい村々を巡りながら、地元の市場でフレッシュなオリーブオイルやハーブを購入するのもおすすめです。ヴァントゥー山やヴェルドン峡谷など、自然美も満喫できます。

8. マルセイユ(地中海の玄関口)

マルセイユの港

フランス最古の港町マルセイユは、地中海文化が色濃く残るエキゾチックな都市。旧港で活気ある市場を巡り、新鮮なシーフードを楽しみましょう。名物料理ブイヤベースは必食です。また、カランク国立公園では、美しい入り江をカヤックやハイキングで楽しむことができます。

9. シャモニー(モンブラン登山とスキーリゾート)

シャモニー

フランス・アルプスのシャモニーは、ヨーロッパ最高峰モンブランへの玄関口。冬はスキーリゾートとして賑わい、夏は登山やハイキングが楽しめます。標高3,842mのエギーユ・デュ・ミディ展望台からの景色は圧巻で、アルプスの絶景を一望できます。

10. カルカソンヌ(中世の城塞都市)

カルカソンヌ旧市街

フランス南西部にあるカルカソンヌは、中世の城塞都市として有名。まるで映画のセットのような石造りの城壁と塔が残り、歴史ファンにはたまらないスポットです。城内にはレストランやショップが立ち並び、騎士の時代を感じながら散策できます。夜にはライトアップされ、幻想的な雰囲気に包まれます。

フランスには、歴史、自然、グルメ、リゾートなど、多様な魅力を持つ観光地が揃っています。あなたの興味に合わせて、フランス旅行の計画を立ててみてはいかがでしょうか?

フランスグルメガイド

フランスは美食の国として世界中の食通を魅了し続けています。バゲットやクロワッサン、チーズ、ワインといった定番グルメから、地域ごとに異なる郷土料理まで、多彩な味わいを楽しめます。ここでは、フランスを代表するグルメ10選と、おすすめのレストラン、最新のマルシェ情報をご紹介します。

1. バゲット

フランスパン バケット

フランスの朝食に欠かせないバゲットは、外はカリッと、中はふんわりとした食感が特徴です。毎年開催される「パリ最優秀バゲットコンクール」では、数多くのパン職人が技を競います。

おすすめレストラン:

  • Le Grenier à Pain(パリ): パリ最優秀バゲットコンクールで受賞歴のある名店。

  • Poilâne(パリ): 伝統的な製法で作られるパンが人気。

2. クロワッサン

フランスの朝食クロワッサン

バターの風味豊かなクロワッサンは、フランスの定番ペストリー。サクサクの食感と香ばしさが魅力です。

おすすめレストラン:

  • Du Pain et des Idées(パリ): パリでも特に評価の高いベーカリー。

  • Maison Landemaine(パリ): こだわりの素材で作られたクロワッサンが絶品。

3. フォアグラ

美食フォアグラ

南西フランスの名産であるフォアグラは、滑らかな食感と濃厚な味わいが特徴。トーストやブリオッシュとともに楽しむのが定番です。

おすすめレストラン:

  • Auberge de la Fontaine(トゥールーズ): 地元のフォアグラ料理が堪能できる。

  • Le Comptoir du Relais(パリ): クラシックなフランス料理とともにフォアグラが楽しめる。

4. ラタトゥイユ

ラタトゥイユ

南フランス・プロヴァンス地方の郷土料理。ナス、ズッキーニ、トマト、パプリカなどの野菜をオリーブオイルで煮込んだヘルシーな一品。

おすすめレストラン:

  • La Merenda(ニース): 素朴で本格的なプロヴァンス料理が味わえる。

  • Chez Pipo(ニース): 地元の人々にも愛される家庭的なレストラン。

5. ブイヤベース

ブイヤベース

マルセイユ発祥の魚介スープ。新鮮な魚や貝類を香り豊かなスープで煮込み、ルイユという特製ソースとともに味わいます。サフランやオリーブオイルが風味を引き立てます。

おすすめレストラン:

  • Le Miramar(マルセイユ): ブイヤベースの名店として有名。

  • Les Trois Forts(マルセイユ): 新鮮な魚介類を使用した伝統的なブイヤベースが評判です。

6. クレープ

クレープ

ブルターニュ地方発祥のクレープは、甘いデザート系とそば粉を使った食事系のガレットがあります。

おすすめレストラン:

  • Breizh Café(パリ、サン・マロ): フランス全土に店舗を持つクレープの名店。

  • La Crêperie Josselin(パリ): 伝統的なそば粉のガレットが味わえる。

7. キッシュ・ロレーヌ

キッシュ・ロレーヌ

ロレーヌ地方発祥のキッシュは、卵とクリームを使った濃厚なパイ料理。ベーコンやチーズが加わり、食べ応えがあります。

おすすめレストラン:

  • L’Arpège(パリ): フレンチの巨匠アラン・パッサールが手掛ける。

  • La Marquière(カルカッソンヌ): 伝統的で本場の味が楽しめる。

8. カスレ

カスレは南仏料理

白インゲン豆とソーセージ、鴨のコンフィを煮込んだ南フランスの郷土料理。特にトゥールーズやカルカソンヌで人気です。

おすすめレストラン:

  • Le Genty Magre(トゥールーズ): 本格的なカスレが味わえる。

  • La Marquière)(カルカッソンヌ): 伝統的なカスレを堪能できます。

9. タルタルステーキ

タルタルステーキ

フランスのビストロの定番メニュー。生の牛肉を細かく刻み、スパイスや卵黄と混ぜていただきます。

おすすめレストラン:

  • Le Severo(パリ): 肉の質にこだわる名店。

  • Chez L’Ami Jean(パリ): 伝統的なフレンチビストロ。

10. マカロン

カラフルなマカロン

色とりどりのマカロンは、フランスを代表するスイーツ。サクッとした生地とクリームの絶妙なバランスが特徴。

おすすめレストラン:

  • Ladurée(パリ): 世界的に有名なマカロン専門店。

  • Pierre Hermé(パリ): 革新的なフレーバーが魅力。

フランスの最新マルシェ情報

フランス各地には、新鮮な食材やローカルグルメを楽しめる市場(マルシェ)が点在しています。最近のトレンドとして、持続可能な食材を扱うオーガニック市場が注目されています。

フランス マルシェ

おすすめマルシェ:

  • Marché des Enfants Rouges(パリ): パリ最古の屋内市場で、世界各国のグルメが楽しめる。

  • Marché Provençal(アンティーブ): 南仏の香り漂う市場で、新鮮なオリーブオイルやチーズが手に入る。

  • Marché Victor Hugo(トゥールーズ): 地元の特産品が豊富で、カスレの材料も揃う。

フランスのグルメ文化は奥深く、多様な味わいが楽しめます。ぜひ、現地で本場の味を堪能してください!

フランス旅行のベストシーズン

フランスは広大な国土を持ち、地域ごとに気候が異なります。そこで、フランスを北部・中部・南部に分け、各地域の季節ごとの気候やイベントを紹介し、旅行に最適な時期をアドバイスします。

ノルマンディー北部フランス(パリ、リール、、ブルターニュなど)

北部フランスは海洋性気候の影響を受け、比較的穏やかな冬と涼しい夏が特徴です。

 

春(3月~5月)

春は北部フランスの観光に最適な時期です。気温は10℃~20℃程度で過ごしやすく、花々が咲き誇ります。パリでは4月に「パリ・マラソン」が開催され、ノルマンディーのモンサンミッシェルでは春の美しい景色が楽しめます。

夏(6月~8月)

夏の気温は20℃~30℃程度で、比較的涼しいですが、観光客が多くなります。7月には「ツール・ド・フランス」がスタートし、7月14日にはフランス革命記念日(パリ祭)で華やかな花火が打ち上げられます。

秋(9月~11月)

秋は再び観光に適した季節で、気温は10℃~20℃程度。紅葉が美しく、ワインの収穫期でもあるため、ブルゴーニュ地方ではワインフェスティバルが開催されます。パリでは9月に「パリ・ファッションウィーク」が行われます。

冬(12月~2月)

冬の気温は0℃~10℃程度と寒くなりますが、クリスマスマーケットが楽しめます。ストラスブールやリールのマーケットは特に有名です。パリでは1月に「ソルド(冬のバーゲンセール)」が始まり、ショッピングに最適です。

北部のベストシーズン: 春(4月~5月)と秋(9月~10月)が最も過ごしやすく、観光に適しています。

ボルドーの夜景中部フランス(リヨン、ボルドー、ロワール渓谷など)

中部フランスは大陸性気候の影響を受け、寒暖差が大きいのが特徴です。

 

春(3月~5月)

春は気温が10℃~20℃程度で、花が咲き誇る美しい季節です。ロワール渓谷では歴史的な城を巡るのに最適な時期です。

夏(6月~8月)

夏は25℃~35℃まで気温が上がることもあります。ボルドーではワイン祭り、リヨンでは7月に「光の祭典」が開催されます。

秋(9月~11月)

秋はワインの収穫期で、気温は10℃~20℃程度。ボルドーやブルゴーニュ地方ではワイン関連のイベントが多く開催されます。

冬(12月~2月)

冬の気温は0℃~10℃程度で、リヨンの「光の祭典(12月)」が有名です。

中部のベストシーズン: 春(4月~5月)と秋(9月~10月)が観光やワイン巡りに最適。

コルシカ島南部フランス(マルセイユ、ニース、プロヴァンス、コルシカ島など)

南部フランスは地中海性気候の影響を受け、温暖な気候が特徴です。

春(3月~5月)

春は気温が15℃~25℃程度で、プロヴァンスのラベンダー畑が美しく咲き誇ります。カンヌでは5月に「カンヌ国際映画祭」が開催されます。

夏(6月~8月)

夏の気温は30℃以上になることもあり、ビーチリゾートが賑わいます。ニースでは7月に「ニース・ジャズ・フェスティバル」が行われます。

秋(9月~11月)

秋は気温が15℃~25℃程度で過ごしやすく、観光に最適です。ワインの収穫期で、プロヴァンス地方のロゼワインが楽しめます。

冬(12月~2月)

冬の気温は5℃~15℃程度で、比較的温暖です。南仏の都市ではカーニバルが開催され、ニースのカーニバル(2月)が特に有名です。

南部のベストシーズン: 春(4月~6月)と秋(9月~10月)は気候が穏やかで観光に最適。


フランスは地域ごとに異なる魅力があり、季節によって最適な訪問時期が異なります。旅行の計画を立てる際に、各地域のベストシーズンを考慮すると、より快適な旅が楽しめるでしょう

フランス旅行の費用目安と予算内で楽しむコツ

 

フランス旅行の費用は、航空券・宿泊費・食事代・移動費などで大きく変わります。以下、項目ごとの目安と節約術を解説します。


1. 航空券

航空券

費用目安
  • 東京~フランス(パリ)直行便 往復:18万~35万円(時期により変動、燃油・諸税含む)
  • 最安値:LCCやオフシーズン(11月~3月)で10万円台
  • ピーク時(7月~8月、年末年始)は30万円以上
節約のコツ
  • 早期予約&価格比較:3~6ヶ月前に航空券を予約すると安く購入できる。
  • 経由便の活用:直行便(エールフランス、全日空、日本航空)は高め。中東経由(カタール航空、エミレーツ航空)やアジア経由(中国東方航空、ベトナム航空)の方が安い場合あり。
  • オフシーズン利用:春(4月~5月)、秋(9月~10月)は航空券が安く、観光客も少なめ。
  • 周辺空港の検討:シャルル・ド・ゴール空港(CDG)以外に、オルリー空港(ORY)やボーヴェ空港(BVA)を活用するとLCC利用が可能。

2. 宿泊費

ホテル

フランスのホテル費用目安
  • 1つ星ホテル: 約50~90ユーロ
  • 2つ星ホテル: 約70~130ユーロ
  • 3つ星ホテル: 約100~200ユーロ
  • 4つ星ホテル: 約150~350ユーロ
  • 5つ星ホテル: 約250~800ユーロ以上

    ※観光地や繁忙期(7月~8月、年末年始)は価格上昇。

    ※パリは特に高額。宿泊税(1泊1人あたり1~5ユーロ)が別途必要。
節約のコツ
  • 旅行会社やOTAサイトを活用:ExpediaやBooking.comの割引プランを利用。
  • 郊外に宿泊:パリ中心部(シャンゼリゼ周辺)より、モンマルトルやバスティーユ地区、または郊外(ヴァンセンヌやラ・デファンス)で安く滞在可能。
  • 長期滞在割引:同一ホテルに3泊以上すると割引が適用される場合あり。

3. 食事代

ビストロ

フランスの食事費用目安
  1. 朝食(Petit-déjeuner)
    ・カフェでの軽食(エスプレッソ+クロワッサン):€4~7
    ・ホテルの朝食ビュッフェ:€12~25

  2. 昼食(Déjeuner)
    ・カジュアルなレストラン:€15~25
    ・ビストロやブラッスリー:€20~40
    ・サンドイッチやキッシュなどの軽食:€9~15
    ・ファストフードやテイクアウト:€5~10

  3. 夕食(Dîner)
    ・中級レストランでのディナー(前菜+メイン+デザート):€50~100
    ・高級レストラン(ミシュラン星付き):€100~600

  4. カフェ・バー
    ・エスプレッソ:€2~5
    ・カプチーノ:€4~7
    ・ビール:€6~10
    ・ワイン(グラス):€5~12
    ・ボトルワイン:€30~100

節約のコツ

・ランチセットを活用:「Plat du jour」(日替わり定食)は€20前後でお得。
・テイクアウトを利用:パン屋でバゲットサンド(€5~7)を購入し、公園で食べるのもおすすめ。
・スーパーや市場で食材調達:モノプリやカルフールでサラダやデリを購入すると節約に。


4. 移動費

フランス高速鉄道

フランス国内の交通費目安
  • TGV(高速鉄道)
    • パリ~リヨン:片道€50~180
    • パリ~ニース:片道€150~300
  • インターシティ(地方都市間)
    • パリ~ボルドー:片道€85~200
  • バス(FlixBus、BlaBlaBus)
    • パリ~マルセイユ:€45~85
  • 都市内交通
    • パリのメトロ1回券:€2.50
    • 1日乗車券(ナヴィゴデイリーパス):€12.00
節約のコツ
  • 鉄道パスを購入:「フランス鉄道パス」利用でお得(例:3日間 €180~)。
  • 早割チケットを活用:SNCF公式サイトで1~2ヶ月前に予約すると格安。
  • バスを利用:長距離移動はFlixBusやBlaBlaBusが最安。

5. 観光・その他費用

ムーランルージュ フレンチカンカン

主な観光スポット入場料
  • ルーブル美術館:€17
  • エッフェル塔(頂上まで):€14.50~36.10
  • ヴェルサイユ宮殿:€22.00~
  • モン・サン=ミシェル修道院:€13
節約のコツ
  • 都市パスを活用:「パリ・ミュージアム・パス」(2日券 €62)で主要観光地が無料&優先入場可。
  • 無料デーを狙う:毎月第一日曜日はルーブル美術館、オルセー美術館などが無料(要事前確認)。

総予算の目安(フランスに1人・1週間:5泊7日で旅行に行く費用は?)

節約派(バジェット):30万~40万円

  • 航空券(中華系航空会社/LCCまたはFSCエコノミー)

    150,000円〜
  • 宿泊(1〜2つ星ホテル)

    1泊約20,000円 × 5泊 = 100,000円〜
  • 食事(スーパーやファストフード中心)

    約4,000円/日 × 5日 = 20,000円〜
  • 交通費(公共交通機関利用)

    約2,000円/日 × 5日 = 10,000円〜
  • 観光(1日2施設/入場料1施設あたり約3,000円)
    3,000円 × 2施設 × 5日 = 30,000円〜

標準派(スタンダード):50万~70万円

  • 航空券(中東系航空会社など/FSCエコノミー)

    250,000円〜
  • 宿泊(3つ星ホテル)

    1泊約30,000円 × 5泊 = 150,000円〜
  • 食事(食堂・ブラッスリー・ビストロなど)

    約8,000円/日 × 5日 = 40,000円〜
  • 交通費(公共交通機関利用)

    約2,000円/日 × 5日 = 10,000円〜
  • 観光(1日2施設/入場料1施設あたり約3,000円)
    3,000円 × 2施設 × 5日 = 30,000円〜

豪華派(デラックス):70万~100万円

  • 航空券(直行便/FSCエコノミークラス)

    300,000円〜
  • 宿泊(4つ星ホテル)

    1泊約40,000円 × 5泊 = 200,000円〜
  • 食事(ビストロ・レストラン利用)

    約20,000円/日 × 5日 = 100,000円〜
  • 交通費(タクシー:1日5回利用・1日約10,000円想定)

    10,000円 × 5日 = 50,000円
  • 観光(1日2施設/入場料1施設あたり約3,000円)

    3,000円 × 2施設 × 5日 = 30,000円〜

上質派(ラグジュアリー):430万~760万円

  • 航空券

    900,000円〜(直行便/FSCビジネスクラス)
    3,000,000円〜(直行便/FSCビジネスクラス)
  • 宿泊(最上級5つ星ホテル:Cheval Blanc Paris

    1泊約350,000円 × 5泊 = 1,750,000円〜
  • 食事(ミシュラン3つ星レストラン等)

    約100,000円/日 × 5日 = 500,000円〜
  • 交通費(専用車+日本語ガイド(8時間):5日間パッケージ)

    1,100,000円〜
  • 観光(1日2施設/入場料1施設あたり約5,000円)
    3,000円 × 2施設 × 5日 = 30,000円〜

*LCC:ローコストキャリア FSC:フルサービスキャリア
*宿泊費は2名1室ベース
*食事は昼食・夕食の2回の目安

予算管理の極意

  1. 優先順位を決める:「絶対に外せない体験」に予算を集中(例:ミシュラン星付きレストランよりモン・サン=ミシェル訪問)。
  2. 現地通貨で支払い:クレジットカードは海外手数料無料のものを使用。
  3. オフシーズンを選ぶ:11月~3月は宿泊費や航空券が安くなる傾向が。

フランスは工夫次第で予算内でも充実した旅行が可能です。計画段階から費用をシミュレーションし、自分に合ったスタイルで楽しんでください!

フランス全土の鉄道

フランスの鉄道網は、特にTGV(高速鉄道)を中心に広がっており、主要都市間を結ぶ重要な移動手段です。

パリ地下鉄

主要列車の種類

  1. TGV(Train à Grande Vitesse)

    • 特徴: フランスの高速鉄道。最速時速320kmで運行され、都市間移動に便利。
    • 主要路線: パリ – マルセイユ、パリ – リヨン、パリ – ボルドーなど。
    • 所要時間:
      • パリ – リヨン:約2時間
      • パリ – マルセイユ:約3時間
      • パリ – ボルドー:約2時間
    • 料金: 35〜150ユーロ(片道)。チケットの予約時期によって割引あり。
  2. インターシティ(Intercités)

    • 特徴: TGVほど速くはありませんが、都市間を結ぶ長距離列車。特に地方都市へのアクセスに利用されます。
    • 所要時間: パリ – トゥール:約1時間30分、パリ – リモージュ:約3時間。
    • 料金: 20〜60ユーロ(片道)。
  3. TER(Transport Express Régional)

    • 特徴: 地方鉄道。フランス各地の地方都市や田舎町への移動手段として重要です。
    • 所要時間: 路線によって異なりますが、30分〜2時間程度。
    • 料金: 10〜30ユーロ(片道)。
  4. Lyria(フランスとスイスを結ぶ高速列車)

    • 特徴: フランスとスイスを結ぶ高速列車。パリからジュネーブ、バーゼル、ローザンヌなどへ向かいます。
    • 所要時間: パリ – ジュネーブ:約3時間40分
    • 料金: 約50〜150ユーロ(片道)

モバイルチケットの利用

フランスの鉄道では、モバイルチケット(電子チケット)の使用が可能です。これにより、物理的なチケットを購入することなく、スマートフォンで簡単に切符を提示できます。

  • 購入方法:
    • SNCF公式アプリや、Trainlineアプリを使用して、チケットをスマートフォンに直接購入できます。
    • 購入後、アプリでQRコードやバーコードを表示し、検札員に見せるだけでOKです。
  • 利用可能な鉄道: TGV、インターシティ、TERなど、ほとんどの列車でモバイルチケットが利用可能です。

料金と予約

  • 早期予約割引: TGVやインターシティのチケットは、早期予約をすることで最大60%の割引を受けられる場合があります。
  • Flexi(柔軟)チケット: 柔軟性のあるチケットで、変更やキャンセルが可能です。料金は少し高めですが、予定変更に柔軟に対応できます。

主要都市の地下鉄・市バス・トラム

メトロ パリ

パリ(メトロ、RER、バス、トラム)

  • メトロ(地下鉄)

    • 所要時間: 各駅間は2〜5分程度。
    • 運行時間: 05:30〜00:30(平日)。
    • 切符の買い方: 「Ticket t+」を使用。メトロの自動券売機やバス車内で購入可能。
    • 料金: 1.90ユーロ(1回の乗車)。
    • モバイルチケット: 「Navigo」アプリを使用して、モバイルチケットが購入できます。
  • RER(近郊鉄道)

    • 特徴: パリの郊外や近隣都市への移動に便利な高速鉄道。
    • 所要時間: パリ – シャトール:15〜20分。
    • 切符の買い方: メトロと同じく、RER用の「Ticket t+」または定期券「Navigo」を使うことができます。
    • 料金: パリ市内は約1.90ユーロ、郊外は料金が異なります。
  • バス

    • 所要時間: 渋滞の影響を受けやすく、時間帯によって大きく異なります。
    • 切符の買い方: 「Ticket t+」で、車内でも購入可能ですが、事前に購入することを推奨します。
    • 料金: 約1.90ユーロ。
  • トラム

    • 所要時間: 各区間は10〜20分程度。
    • 切符の買い方: メトロと同じ「Ticket t+」を使用。
    • 料金: 1.90ユーロ。

リヨン(メトロ、トラム、市バス)

  • メトロ(地下鉄)

    • 運行時間: 05:00〜00:00(平日)
    • 切符の買い方: 自動券売機や窓口で購入できます。モバイルチケットにも対応しています。
    • 料金: 約1.90ユーロ。
  • 市バス

    • 所要時間: 10〜30分(市内中心部)
    • 運行時間: 05:00〜23:00(平日)
    • 料金: 1.90ユーロ(1回の乗車)。
  • トラム

    • 運行時間: 05:00〜00:00(平日)
    • 料金: 1.90ユーロ(1回の乗車)。

マルセイユ(メトロ、バス、トラム)

  • メトロ(地下鉄)

    • 運行時間: 05:00〜00:00(平日)
    • 切符の買い方: 自動券売機や車内で購入可能。モバイルチケットにも対応。
    • 料金: 1.60ユーロ(1回の乗車)。
  • 市バス

    • 所要時間: 10〜20分(市内中心部)
    • 運行時間: 05:00〜23:00(平日)
    • 料金: 1.60ユーロ。
  • トラム

    • 運行時間: 05:00〜00:00(平日)
    • 料金: 1.60ユーロ(1回の乗車)。

フランス旅行のまとめ

フランス全土で鉄道網が発展しており、特にTGVやインターシティは都市間の移動を快適にします。モバイルチケットも広く普及しており、SNCFの公式アプリやTrainlineアプリを使えば、スマートフォンで簡単に切符を購入できます。主要都市の交通機関は、地下鉄や市バス、トラムを含めて利用しやすく、観光客にも便利な移動手段です。

ロワールの街道

フランスでのタクシー利用方法

フランスのタクシーと配車アプリを利用する方法と料金について、詳しくご紹介します。これを読めば、フランス国内での移動も安心ですね!

◆タクシーの見つけ方

  1. タクシー乗り場を利用する

    • 主要な駅、空港、大きな広場や観光名所には公式のタクシー乗り場があります。ここで待機しているタクシーに並んで乗車できます。
    • パリでは、特に「Gare du Nord」や「Gare de Lyon」などの主要駅で乗り場が整備されています。
  2. 路上で手を挙げて捕まえる

    • 都市部では、空車のタクシーを手を挙げて停めることができます。公式タクシーは通常、白色または黄色で、「TAXI」のサインが屋根に表示されており、ドアに番号が記載されています。
    • パリなどの大都市ではタクシーが頻繁に通行していますので、手を挙げて簡単に捕まえることができます。
  3. 電話やアプリで呼ぶ

    • タクシー会社に電話をかけるか、モバイルアプリを使用してタクシーを呼ぶことも可能です。これにより、特定の場所までタクシーが迎えに来てくれます。
    • 人気のタクシーアプリは後述します。

◆料金システム

フランスのタクシー料金は、メーター制が基本ですが、都市や時間帯、状況によって変動します。

基本料金

  • 初乗り料金:
    • 昼間(6:00〜20:00): 約€7〜€8(初乗り1〜2km)
    • 夜間(20:00〜6:00): 約€10〜€12(夜間割増)
  • 距離料金: 1kmあたり約€1.10〜€1.50
  • 時間料金: 渋滞時や低速走行時には、時間に応じた料金が加算されます。

追加料金

  • 荷物料金: 大型のスーツケース1つにつき€1.50〜€2.00
  • 空港料金: パリのシャルル・ド・ゴール空港やオルリー空港から市内中心部までの移動には、固定料金が適用されます。
    • シャルル・ド・ゴール空港から市内(右岸): 約€50〜€55
    • シャルル・ド・ゴール空港から市内(左岸): 約€55〜€60
  • 祝日・日曜料金: 祝日や日曜日に料金が高くなることがあります。

◆タクシー利用のポイント

  1. 公式タクシーを選ぶ

    • 見た目の確認: 白い車体、屋根の「TAXI」サイン、ドアに番号や市章が表示されているタクシーを選びましょう。
    • 非公式タクシーに注意: 空港や観光地で個人営業のタクシーが声をかけてくることがあります。これらは料金トラブルが起こる可能性があるため、避けるのがベストです。
  2. 乗車前の確認

    • 目的地を伝える: ドライバーに目的地を明確に伝えましょう。地図や住所を見せるとより確実です。
    • 料金の目安を確認: 不安な場合は、乗車前におおよその料金を尋ねておきましょう。
  3. メーターの確認

    • メーターの使用: 乗車後、メーターが正しく作動しているかを確認します。もしメーターが動いていない場合は、「メーターを使ってください(S’il vous plaît, utilisez le taximètre)」と伝えましょう。
  4. 領収書を受け取る

    • 領収書をお願いする: 降車時に「領収書をください(Un reçu, s’il vous plaît)」と言えば、領収書をもらえます。紛失物やトラブルに役立ちます。
  5. チップについて

    • チップの習慣: フランスでは、タクシーのチップは必須ではありませんが、サービスが良かった場合に料金の約5〜10%をチップとして渡すことがあります。

◆便利なタクシーアプリ

フランスでは、タクシーを呼ぶための便利なアプリもいくつかあります。以下のアプリは、簡単にタクシーを呼べて便利です。

  • FREE NOW(旧mytaxi)
  • LeCab
  • G7
  • Uber(フランスでも利用可能)

これらのアプリを使うと、位置情報を元に最寄りのタクシーが迎えに来てくれます。

◆覚えておくと便利なフランス語のフレーズ

  • 目的地を伝える:「エッフェル塔までお願いします」: “S’il vous plaît, emmenez-moi à la Tour Eiffel.”
  • 料金を確認する:「おおよその料金はいくらですか?」: “Combien cela coûte-t-il environ ?”
  • 領収書を求める:「領収書をください」: “Un reçu, s’il vous plaît.”

これで、フランスでのタクシー利用もスムーズに行えます。安心して移動できるように、事前に準備しておくと便利です!

フランスでのレンタカー利用方法

フランスでのレンタカーを使って、自由自在に美しい景色や隠れた名所を巡る旅は、非常に魅力的です。しかし、快適で安全なドライブのためにはいくつかの注意点があります。ここではフランスでレンタカーを利用する方法を詳しくご紹介します!

レンタカーの予約方法

フランスレンタカー プジョー

事前予約がおすすめ

出発前に日本の旅行会社を通じてレンタカーを予約するのが安心です。旅行前に手配を済ませておくと、現地での手続きがスムーズになり、さらにお得なプランを見つけられることもあります。

  • 主要レンタカー会社: Hertz、Avis、Europcar、Sixt、Budget など
  • おすすめ: 大手レンタカー会社を選ぶと、車両の状態やサービスが安定しており、万が一のトラブルにも対応しやすいため安心です。

必要な書類と条件

  • 運転免許証: 日本の運転免許証の他に、国際運転免許証が必要です。国際運転免許証は、各都道府県の運転免許センターで取得できます。
  • パスポート: 本人確認のため必須です。
  • クレジットカード: レンタカーのデポジット(保証金)を支払うため、運転者名義のクレジットカードが必要です。事前に十分な利用可能額を確認しましょう。
  • 年齢制限: ほとんどのレンタカー会社では、21歳以上が条件です。25歳未満の場合、追加料金が発生することがありますので注意が必要です。

注意事項

ZTL(交通規制区域)

  • ZTL(Zona a Traffico Limitato)は、フランスの都市でも見られる歴史的な市街地の交通規制区域です。特にパリの一部の区域や、他の都市の古い地区では、許可車両以外の進入が禁止されています。進入すると、高額な罰金(€100以上)を科せられることがあるため、標識に注意しましょう。

駐車について

  • 駐車ゾーンの色分け:
    • 青線: 有料駐車エリア。パーキングメーターでチケットを購入し、車内に掲示します。
    • 白線: 無料駐車エリア。ただし、時間制限が設けられている場合があるので、駐車する前に確認が必要です。
    • 黄色線: 障がい者専用や許可車両専用の駐車スペースです。ここには絶対に駐車しないようにしましょう。

高速道路の利用

  • フランスの高速道路は有料の「Autoroute」です。入り口でチケットを取り、出口で料金を支払います。
    • 料金支払い方法:
      • 現金: 係員がいる料金所や自動機で現金で支払います。
      • クレジットカード: クレジットカード専用のレーンで、VISAやMastercardなどのカードが利用可能です。
      • Télépéage(テレペアージュ): 黄色の看板が目印で、専用の車載器を使って通過するシステムです。必要ない場合は、このレーンを避けることができます。

アドバイス

  • 車のサイズ選び: フランスの都市部では道が狭いことが多いため、特にパリのような都市では、コンパクトな車を選ぶと便利です。また、田舎道をドライブする場合は、オープンカーやSUVなど、少し大きめの車も快適に走れます。

おすすめのドライブコース

  • パリからノルマンディー: 車を使えば、パリからノルマンディー地方まで自由に移動でき、美しい海岸線や歴史的な名所を堪能できます。
  • プロヴァンス地方: ラベンダー畑や美しい田園風景を車で巡りながら楽しめる絶好のルートです。

レンタカーでフランスを巡ることで、公共交通機関ではアクセスできない美しい村や隠れた名所にも立ち寄ることができます。しっかりと準備を整えて、快適で安全なドライブを楽しんでください!

フランス旅行の注意点

モナリザ ルーブル美術館 スリに注意

治安情報

一般的な治安状況

フランスは基本的に安全な国ですが、特にパリ、リヨン、マルセイユ、ニースなどの大都市や観光地では、スリや置き引きなどの軽犯罪が報告されています。多くの観光客が集まるエリアでは、貴重品の管理に十分ご注意ください。

注意すべきエリアと対策

  • スリや置き引き

    • 手口: 混雑した観光スポット、駅、地下鉄・バス内で発生。
    • 対策: バッグは身体の前で持ち、チャック付きのものを使用。貴重品は分散して持ち歩くと安心です。
  • 偽警官や詐欺

    • 手口: 時に偽の警察官が身分証明書の提示を求め、財布や貴重品を狙うケースがあります。
    • 対策: 身分証明書の提示を求められた場合、必ず公式の証明書(警察証など)の確認を依頼しましょう。
  • 路上商人やしつこい勧誘

    • 手口: お土産やサービスを強引に売りつけるケースが見受けられます。
    • 対策: 必要なければ毅然と「No, merci(ノー、メルシー)」と断ることが大切です。

緊急時の連絡先

  • 緊急番号: 112(欧州共通の緊急通報番号)

    ※ 警察、救急、消防すべてに対応

  • 日本大使館(在パリ日本大使館):

    電話: +33 1 45 68 21 00

    ※ 渡航前に最新の連絡先を公式サイトでご確認ください


チップの習慣

フランスでは、飲食店などの料金にサービス料が含まれていることが多く、チップは必須ではありません。しかし、サービスに満足した場合は、下記のような形で感謝の気持ちを示すと喜ばれます。

  • レストラン:

    • 会計時に料金を端数で切り上げる、または€1~€2程度を追加する。
  • カフェ・バー:

    • カウンターサービスの場合はチップは不要ですが、テーブルサービスなら少額(€0.50~€1)を渡すのが一般的。
  • タクシー:

    • 料金を切り上げる程度で十分です。
  • ホテル:

    • ポーターには€1~€2、ハウスキーピングには滞在中に€1~€2を枕元に置くのが一般的です。

レストランでのマナー

  • 食事のタイミング

    • 昼食:12:30〜14:00頃
    • 夕食:19:30〜21:30頃が一般的です
  • 注文方法

    • メニューをじっくり選び、ウェイターを待って注文するのが基本。
    • 食事中は「Bon appétit(ボナペティ)」などの挨拶も好印象です。
  • 食事中のマナー

    • 手はテーブルの上に軽く置くが、肘を置くのは控えめに。
    • ナイフとフォークの使い方や、食器の置き方にも気を配りましょう。

服装と礼儀

  • 教会や宗教施設の訪問

    • 肩や膝を隠す服装が求められるため、ノースリーブや短パン、ミニスカートは避けるように。
    • 室内では帽子やサングラスは外すのがマナーです。
  • 一般の服装マナー

    • フランスではシックでスマートな服装が好まれます。観光地でも露出が多すぎる服装は避けると良いでしょう。

公共の場でのマナー

  • 騒音を控える

    • 電車やレストラン、公共交通機関では大声で話さないように心がけましょう。
  • 順番を守る

    • キューに割り込むなどの行為は厳禁です。整然とした行列を尊重しましょう。

水道水について

  • フランスではほとんどの地域で水道水は飲用可能ですが、味の好みや衛生面からミネラルウォーターを選ぶ方が多いです。
  • レストランでは「carafe d’eau」と頼むと無料で提供される場合もあります。

喫煙

  • 禁煙エリア
    • フランスのレストラン、カフェ、公共施設では屋内全面禁煙となっています。
    • 屋外や指定の喫煙エリアを利用してください。

電圧とコンセント

  • 電圧と周波数

    • フランスの電圧は230V、周波数は50Hzです。
  • コンセントの形状

    • 主にタイプE(丸いピン+接地端子)が使用されています。
    • 日本(100V)の電化製品を使用する場合は、変圧器とプラグ変換アダプターが必要です。

よくある質問(FAQ)

Q1. フランス語が話せなくても大丈夫ですか?

A. 主要な観光地やホテル、レストランでは英語が通じる場合が多いですが、簡単なフランス語フレーズ(例:”Bonjour=こんにちは”, “Merci=ありがとう”)を覚えておくと、よりスムーズにコミュニケーションが取れます。

Q2. チップは必要ですか?

A. 料金にサービス料が含まれていることが多いため必須ではありませんが、サービスに満足した場合は少額を渡すと喜ばれます。

Q3. 治安はどうですか?

A. フランスは基本的に安全ですが、特にパリなどの大都市ではスリや置き引きに注意が必要です。貴重品はしっかり管理しましょう。

Q4. 公共交通機関は利用しやすいですか?

A. パリや他の大都市では、地下鉄、バス、トラムが発達しており、移動に非常に便利です。地方へ行く場合は、レンタカーや長距離バスも選択肢に入ります。

Q5. レストランで提供される水は無料ですか?

A. レストランで「carafe d’eau」を頼むと無料の場合もありますが、必ずしも無料とは限りません。ミネラルウォーター(静水や炭酸水)を注文する場合は料金が発生します。

Q6. 教会や宗教施設の服装ルールは?

A. 教会や礼拝堂を訪問する際は、肩や膝を覆う服装が求められます。帽子やサングラスは室内で外すようにしましょう。

Q7. 日本の電化製品は使えますか?

A. フランスの電圧は230Vですので、変圧器やプラグ変換アダプターが必要となる場合があります。使用前に確認してください。

Q8. 公共のトイレは簡単に見つかりますか?

A. パリなどの大都市では公共トイレが点在していますが、有料の場合が多いです。カフェやレストランの利用も一つの手です。

Q9. フランス旅行のベストシーズンはいつですか?

A. 春(4〜6月)や秋(9〜11月)は気候も穏やかで、観光に最適です。夏は観光客が多く、冬は寒さが厳しい地域もあります。

Q10. おすすめのお土産は何ですか?

A. フランスワイン、チーズ、マカロン、香水、エッフェル塔のミニチュアなどが定番です。

Q11. スマホのデータ通信はどうすれば良いですか?

A. 現地SIMカードの購入、ポケットWi-Fiのレンタル、または日本でeSIMを用意するなどの方法があります。各プランを比較して選ぶと良いでしょう。

Q12. ビザは必要ですか?

A. 日本国籍の場合、90日以内の短期滞在であればビザは不要です。

Q13. フランスでの交通手段はどれが一番便利ですか?

A. パリなどの大都市では地下鉄やバス、トラムが便利ですが、地方へ行く際はレンタカーや長距離バス、鉄道を上手に組み合わせると快適に移動できます。


このように、事前の準備と注意を怠らなければ、フランス旅行は安全で快適な体験となるでしょう。安心して素敵な旅をお楽しみください!

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