スター・ウォーズ聖地巡礼:カゼルタ
カゼルタの街はナポリから電車で40分、バスで1時間ほどの郊外に広がる広大な敷地に建つイタリア屈指の宮殿です。
イタリア共和国カンパニア州のカゼルタにあるからカゼルタ宮殿。18世紀後半に、ナポリ王国の王によって建設されました。
18世紀にヨーロッパで建てられた中で最も巨大な宮殿といわれています。フランスのベルサイユ宮殿を模して作ったともいわれています。
広い庭園にはギリシャ彫刻の噴水と滝があり、先は霞むほど遠くに、いかにも当時の威厳を誇った王の居城にふさわしい規模です。
その見事なロケーションは映画「スターウォーズ」や「アマルフィ」の撮影場所としても使われました。
見どころ
カゼルタの宮殿は1997年にユネスコの世界遺産に登録された。宮殿内に水道を敷設する為に建設されたヴァンヴィテッリの水道橋、離宮であるサン・レウチョ邸宅群も同様に世界遺産に登録されているため、両方を見学することをお勧めしますがとにかく広いので時間もかなり要します。
映画『スターウォーズ~エピソード1/ファントム・メナス』、『スターウォーズ~エピソード2/クローンの攻撃』で、ナブー王国宮殿の場面はこの宮殿で撮影されました。
2階に上がるエントランスの回り階段が、『エピソード1/ファントム・メナス』で、女王パドメ・アミダラが拘束・連行されるシーンで使われています。ライオンの後ろ姿も映画の通りですね。
あまりにも大きな空間の為足元ばかりに目が行きがちですが周り階段の天井には豪華絢爛な絵画が描かれています。その圧倒的な空間の迫力に眼が眩むほどの壮大さです。
庭園
広い庭園には、中央をまっすぐに走る3kmの道、ギリシャ彫刻の噴水と滝があり、先は霞むほど遠くに、いかにも当時の威厳を誇った王の居城にふさわしい規模です。
その見事なロケーションは映画ハリウッド映画「スターウォーズ」や日本映画「アマルフィ」の撮影場所としても使われました。
なんと劇場・礼拝堂・博物館など1200もの部屋を持つ超巨大な建造物です。
手本にもなったヴェルサイユ宮殿は10㎞離れたセーヌ川を水源に水道を引っ張て来たのに対し、カンパーニャ州のカゼルタ宮殿は、その4倍も遠い40㎞も先から水を引いてきているといいます、なんとその高低差は1㎞につきたったの1mです。イタリア各地に水道橋がありますが、当時の水利事業の技術の高さには驚かされます。
王の間の内装は大理石の浮き彫りに金粉散りばめた豪華さです。王の間の天井にも絵画の周りがまるで額縁になったような金をふんだんに使った装飾で彩られています。(写真は右に反転していますのでほんとは写真左側が床です)
ロココ調様式の豪華な内装にベネチアで製作された2m以上ありそうな見事なシャンデリアが吊るされています。